帆船模型(はんせんもけい)は、実際に海上を航海したもしくは歴史上存在した帆船の、忠実な縮小再現模型です。
かつて大航海時代をささえ7つの海で活躍した帆船を縮尺どおり忠実に再現した模型を指して帆船模型といいます。これはそもそもの帆船模型の起源が、王侯・貴族・富裕商人らが実際に帆船を製作する前に製作した検討用の模型とされているらしい。
そのため材質・製作方法は本物に準じることが標準製作には高度の工作力と、時代考証が求められ、キングオブホビー(キングスホビー)とも呼ばれています。
そのため材質・製作方法は本物に準じることが標準製作には高度の工作力と、時代考証が求められ、キングオブホビー(キングスホビー)とも呼ばれています。
大航海時代のものだけではなく、ギリシャ・ローマ時代のガレー船や中国のジャンク船、明治時代に作られた日本の帆船の模型も人気があります。
日本丸Ⅱは
日本丸の後継として、1984年(昭和59年)に日本丸Ⅱが就航した。日本丸Ⅱは帆装艤装設計から製作まで、すべて日本国内で行われた初の大型帆船なのです。
先代の日本丸に比べて帆走性能が大幅に向上しており、世界でも有数の高速帆船として名をつらねています。
その年で最速の帆船に贈られる「ボストン・ティーポットトロフィー」を1986年、1989年、1993年と三回受賞しています。
その年で最速の帆船に贈られる「ボストン・ティーポットトロフィー」を1986年、1989年、1993年と三回受賞しています。
日本丸Ⅱと姉妹船の海王丸Ⅱ(1989年就航)を見分けるための大きな違いは、舳先にある船首像です。日本丸Ⅱの船首像は手を合わせて祈る女性の姿をして、「藍青(らんじょう)」と名付けられています。ちなみに海王丸Ⅱの船首像は横笛を吹く女性で、「紺青(こんじょう)」と名付けられています。
日本丸が四国の高松港に入港した写真です。
日本丸が四国の高松港に入港した写真です。
日本丸Ⅱの 主要諸元
- 船種(帆装型式) 4檣バーク型帆船
- 総トン数 - 2570トン
- 全長 - 110.09 m
- 全幅 - 13.80 m
- メインマスト高 - 43.5 m(船楼甲板からの高さ)
(東京港のレインボーブリッジをくぐれる最大高さに設計されたと言われています)
- 喫水 - 6.57 m
- 総帆数 - 36枚(横帆18枚、縦帆18枚)
- 最大搭載人員 - 190名
- 他 - ディーゼル機関(2基)による機走可能
- 主機型式 - ダイハツ 右舷機:6DSMB-28NS 左舷機:6DSMB-28NSL
(マストが船底まで貫通しているため主機を中心に配置することができません)
日本丸Ⅱは
「太平洋の白鳥」「海の貴婦人」と形容され、日本が世界に誇る大型帆船です。その優美な姿は人々に海へのロマンを湧き立たせてくれます。